熟成期間3年未満と短い原酒を使用した「ニューボーン」ではありながらも、鹿児島県大隅半島の温暖な気候の元で育まれたことにより、短熟でも豊かなキャラクターが現れています。バーボンやシェリーカスク等で熟成させた原酒と、独自の製法より生まれたグレーン原酒「チョコレートバーレイ」を姉妹蒸溜所である長濱蒸溜所(滋賀県)チーフブレンダー屋久氏監修のもと、丁重にブレンディングしました。
【テイスティングコメント】
カラー:深みのある琥珀色。
アロマ:トップノートではバニラや蜂蜜を想わせる力強く明確な樽感、熟成からくる確かなどっしりとしたボディー。それに寄り添うように、シェリー樽原酒由来のきめ細やかで華やかな原酒が繊細なアロマと共に幾重にも広がります。さらに、ワインカスク由来の心地よいフローラルなアクセントと、フルーティーで洗練されたニュアンスが奥行きを与えます。同時に感じられるユニークな香ばしさは、コーヒーやモカ、そしてナッツを想わせるアロマが心地よく広がり、他の原酒と見事に調和しています。
テイスト:口に含むと、九州南国熟成による力強さと繊細さ、そして個性的な香ばしさが絶妙に融合したハーモニーが広がります。アロマで感じられた樽の力強さが舌の上で確かな存在感を示しつつ、華やかな果実味と柔らかな口当たりがそれに続きます。深みとコクを併せ持つソーテルヌ樽熟成原酒が、全体のキャラクターに独自のアクセントを添え、焙煎グレーンの特徴的なフレーバーが複雑な余韻を長く持続させます。
■"2.5"に込められた意味
同社では2025年3月に「菱田蒸溜所 ニューボーン Prelude1」を発売、同時期に輸出やイベント等限定的な目的に特化した商品「菱田蒸溜所 ニューボーン Prelude2」を発売していました。このPrelude2が、東京ウイスキー&スピリッツコンペティションでニューボーン部門にて"ベストコストパフォーマンス賞”を受賞するなど、各所から好評を博しました。しかしながら構成原酒の都合上、Prelude2の増産が叶わないため、そのレシピを基にブレンド比を再構築し”Prelude2.5”と称しました。
■天星酒造株式会社(菱田蒸溜所)
1901年初代松永貞信が現在の地、大崎町菱田で酒類製造業を創業。1954年三代目松永貞雄が株式会社を創設。2022年には同敷地内にウイスキー製造部門「菱田蒸溜所」を新設。平成の名水百選選出の「普現堂(ふげんどう)湧水源」由来の超軟水で仕込む、鹿児島県大隅半島のモルト・グレーンウイスキー蒸溜所です。2022年11月の初蒸溜で幕を開け、モルトならびにグレーンウイスキーを製造。
商品名 |
菱田蒸溜所 ニューボーン Prelude2.5 |
容量 |
700ml |
アルコール度数 |
47度 |
生産地 |
日本 |
タイプ |
ブレンデッド |
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